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M女性がSMを楽しみたい、もっとその世界を知りたいと思っても、なかなかその一歩を踏み出すことは難しいのではないでしょうか? そんな貴女のためのコミュニケーションブログです。

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顔文字の功罪
しばらくブログを休んでいたのは、自分の活動が新月というSMサイトにシフトしてしまって、なかなか落ち着いて文章を書くことが出来なくなったからだが、それでもここを訪れる人は今でもいるらしく、新月の2SHOTに訪ねてきてくれる人も多い。

せっかくなので新月での出来事や、そこで考えたことなどもここでちょっと語ってみようかなと思う。
まずは、テキストコミュニケーションについて。

今回は顔文字。

パソコン通信が誕生するまで、チャットのようなテキストによるリアルタイムの会話というのは、聾唖者でもないかぎりは文化として存在しなかった。この歴史の浅いテキストコミュニケーションスタイルの中で、テキストによる会話の不完全さを補うために自然発生的に誕生した顔文字が、パソコン通信などを駆使するデジタルコミュニケーターの先駆者達によってどんどん発達し、ある種のエネルギーを持っていた時代があった。

それは、言葉だけでは伝えにくい己の感情の動きや、言葉のニュアンス、自分の発言のスタンス、言い訳、照れや恥じらい…、それをなんとか相手に伝えようする意志の表れであった。これらは通常のコミュニケーションでは表情や発声によって伝わっていたそういったものが伝わらないことへの怖れからくるものだと言っていい。その不安を顔文字は補ってくれた。

それから数十年、インターネットによって一般化したテキストコミュニケーションのなかで、この顔文字文化は、模倣され、拡散、そして大衆化し、さらにバリエーションを増やしていった。携帯電話やスマホの絵文字、インスタントメッセンジャーなどによるスタンプ…、これらはもはや、ニュアンスを伝えるための意思表示というよりはデコレーションとして、ある種、自分というキャラクターのアピールになってきている。それとともに様相はすでに大衆化から形式化に移り、形骸化しつつある。

あからさまに使い過ぎで、意味不明の顔文字が逆に、その言葉に秘められている意志やニュアンスを曖昧にし、当初、自分の気持ちをなんとか伝えようとしていた先駆者たちの精神はないがしろにされている。例えそれが無意識、無自覚だったとしても、そこには「自分は顔文字を使ってニュアンス込みで発言したのだから、受け取る側がどう受け取るかはそっちの問題。わたしはそんなつもりでいったつもりはない!」という投げやりで雑なコミュニケーション意識が垣間見え、“免罪符”にさえされているような気がする。そうやって文章の読み書きができない人、コミュニケーションスキルの低い人がどんどん増えていく。

一般の人の言葉、文章に対する意識の低さを痛感し、自分のやってきたことの意味を問い直す、今日このごろ…。これが歳をとったということか…。時代についていけていないのは僕のほうなのか…。

まあ、そんなことを考える今日このごろ… 良かったら新月を訪ねに来てくださいね。
http://newmoon.atumari.net/moon/index.html  
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